時化と戦う営業マン@剣崎沖「イナダ」

 24, 2007 21:21


あー、遊魚船に乗ろうとすると最近はいつも高波予報です。
年始の表敬時に、お客様のご趣味は釣りだということが判明し、
こりゃ面白いと釣行会(仕立船)への参画を希望したのがようやく叶ったのです。
お客様のリクエストは「鬼カサゴ」ときたもんだから、こちらも釣り気満々です!!
いやぁ、久々にあのうんめぇ魚を食したいもんです。
さらにアカウント営業のタケちゃんにとってはこの機会を放っておくわけには行きません。
タケちゃんといえば、そうですあの「赤坂沖」を企画してくれたイサキ名人ののび太くんのことです。
あの時が初の釣り体験だったタケちゃんは、今回ついにちゃんと揺れる船(!?)に挑戦し、男前な姿を見せ付けてやろうと意気込んでいるのです。
前夜は作戦会を兼ね、私の家に宿泊です。
(・・・といいながらうちの娘たちと携帯で遊んでいましたが)
私はというと、高波予報に前回の二の舞を連想してしまい、前夜になると釣り気は急降下です。
もっと風よ吹けー、波よ高く舞い上がれ? 、海よ怒りまくるんだー!! そして明朝は出航停止になるんだぁー!!
今回は私の主催でもなく、船長でもないので、開催可否の判断は先方にあるわけです。
翌朝。
むなしくも中止の連絡はありませんでした。
お客様の中にも釣りバ○がいたなんて。。。
しぶしぶ出発です。
現地に着くと、「今日はね、波が高くて沖に出れないよ」・・・とお客様。
(内心)ほーら、そう来ると思ったんだよ、さ、帰ろ帰ろ
(表面)いやぁー、やっぱりそーですかぁ、せっかくこんな所まで足を運んでいただいたのに残念ですぅ?
お客様「うん、、だからさ、近場でイナダを狙うことにしたよ」
えっーーー!!!!
過去に例がないほどの暖冬が影響してか、港から5分のポイントで今だにイナダが爆釣しているのだという。
これほどの意表を突かれるとは・・・しばし信じられません・・・そして体がすんなりこの事態を受け入れてくれません。
しかし発言は事実だったのです。
ここでのイナダタックルはビシが特製のもので、こませにオキアミを使います。
しかも仕掛けは6メートルのマダイ用です。
7:00
さぁ出港です。
強風荒波(いわゆる大時化です)の状況下でビビリ気味のタケちゃんは、近場への変更にホッと一安心。
船長からレクチャーを受け、笑顔の出発です。
・・・が、海況は近場でもハンパじゃなかったのだぁ!
ポイントはたしかに5分の距離ですが、あまりの大時化で到着したのは30分後ですから。。。
タケちゃんがなんか言ってます、、
「うぅぅ? なんだか既にもう○# ̄$☆жうだぁー!」
??? 
風の音が大きくてなんと言ってるのかわかりません。
船長より実釣開始の合図が出ます。
この状況下で6メートルもの仕掛けを容易に操るのは困難です。
1投に多くの時間を費やしてしまいますから、そんなこんなしてる間に釣り気はどんどん失せていくのです。
それでも我が「育丸」のポジションは20隻以上いる船団のど真ん中です。
あれ・・・・!? 
タケちゃんが釣座にいません。。。
竿が一人ぼっちになっています。
やっとのことで3投し、まったくアタリ無しを確認したところでタケちゃんが心配になり、探しにいきます。
あ・・・いました、船長室の裏で真っ青な顔してうなっています。
おでこのシワが(おうちに帰りたい)という文字にも見えます。
まぁ、かわいそうに。。。 と同情する程度しかできません。
その時、ふと反対である右舷の様子が目に入りました。 
あっ!! 釣れてる。。
1・2尾のイナダがバケツの中に見えるのです。
負けん気の強い私は、これで釣り気メーターがレッドゾーンに入ってしまいました。
タケちゃんには「我慢せず思いっきり海に吐いてよし!」 と言い残し
イナダの習性をよく考え、船長にタナを聞きなおします。
こまめに、そしてゆっくりとコマセを振ります・・・
これに加えて・・隣でタケちゃんが特製コマセを発射しました。
グッ・・・・・ グググーーーーーン!!
やった!!  
型のいい、立派なイナダを捕まえました。
その後、仕掛けを落とす毎に高い確率でイナダはHITします。
それにしても船は大揺れで常にどちらかに傾いていますし、強風が絶え間なく吹いているのでビニールや針など、指から離れた物は強風で弾丸のように飛んでいきます。
あー、、もう!!
9:20
タケちゃんを見に行きます。
うぅぅぅ? とうめき声が出るだけで、特製コマセも完売らしいです。
その様子を横で見ていたお客様から「今日はもうあがろう!!」の発声がありました。
タケちゃんのおでこのシワが「あぁ・・・生きて帰れるんだ。。」に変わりました。
陸にあがってすっかり元気になったタケちゃんはみんなから励まされ、釣ったイナダもお土産にプレゼントされました。
最後のお別れに笑いながら「これに懲りずまた行きましょう!!」とお客様に言われたことは、タケちゃんにとって最高の釣果だったと言えるかもしれませんね。
おつかれさまでした。
みなさまどうもありがとうございました。

ところで夜、
娘が「だからさぁ、タケちゃんにはまだ船はムリなんだよぉー!」とか言ってます。。。

にほんブログ村 釣りブログ 船釣りへ

スポンサーサイト

COMMENT 6

Sat
2007.02.24
22:07

ヤマ #mQop/nM.

URL

こんばんは
tarokenS掲示板から、飛んできました
ので
江ノ島沖でもイナダかとおもいましたが・・・・
いつもながらの名文で、
多くの人の目にとまってほしいです
(が、今回に限りピー箇所があるような・・・)
イナダおいしそうですよね、
どうでしたか
この状況の海で、おつかれさまでした。

Edit | Reply | 
Sun
2007.02.25
19:48

taroken #awEUW5xo

URL

>ヤマさん

たぶん、この感じだと江ノ島周辺にもまだいますよ!
でも、本編はフィクションですからぁ・・・

Edit | Reply | 
Sun
2007.02.25
21:54

Ryosho #-

URL

タケちゃんお疲れさん

いや~。タケちゃん良くがんばりましたねー。
この絵を見ていると、涙ぐましい努力になんだか、泣けてきちゃいそうです~。

Edit | Reply | 
Mon
2007.02.26
06:11

taroken #awEUW5xo

URL

>タケちゃんお疲れさん

スキーウエアーで防寒対策はバッチリだーたのですが、酔い止め対策はイマイチだーたかもしれませんねぇ。ほんとよく耐えました。。。がはは。
でも次回はRyoshoさんも同行されますよね!? ね!? ね!?

Edit | Reply | 
Mon
2007.02.26
12:24

なおきんぐ #mQop/nM.

URL

はははぁ

お疲れ様でした。
イナダでかいですね~。すごい!!
しかしタケちゃんさん、辛かったでしょうね。よく頑張りましたね!
だけど、何故だろ、、笑いがとまりません。商談中も思い出し笑いしちゃいましたよ・・。

Edit | Reply | 
Wed
2007.02.28
05:57

taroken #awEUW5xo

URL

はははぁ

タケちゃんは勇敢でした。 船酔いが怖くて引退してしまった軟弱王者に比べたら立派なものです。
対決してみてはいかがでしょうか・・・ナオキング。

Edit | Reply | 

WHAT'S NEW?